2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

六本木で

19日は、六本木へ。六本木ヒルズで映画を見る。なんていうか、すごいなと。東京には、こんな場所があるんだなあと。良いなあ東京。東京に住んでいたら、毎日大変だったろうな。あっちこっちに映画を見に行ったり、展覧会を見に行ったりしたりして。

テレビ漬け

週末は、実家でのんびり過ごす。ひさしぶりにテレビを見続ける。テレビって見ている間は、なにも考えないでいられるので、退屈だけど、止められない。ボーっと画面を見ているうちに時間が経ってしまう。おまけに実家だから、エアコンつけていられるので快適…

大阪に帰ってくる

午前中にこうして神保町をうろうろして、お昼頃新幹線で大阪へ。約一週間の帰省も終る。世間では、これから夏休み!なのに、自分のなかではもうすでに夏は真っ白に燃え尽きた…といった感じ。これから、猛暑との闘いが待っているわけですが。ああ、でも本当に…

良い書店だ

◆南陀楼綾繁『ナンダロウアヤシゲな日々』無明舎出版 ◆中根隆行『<朝鮮>表象の文化誌』新曜社 神保町に行った時は、ぜったい立ち寄ろうと思っていた書肆アクセスに行ってみた。大型書店では見かけない本や雑誌がたくさんあって、マニア心に火をつける。あ…

とても楽しかったです

実家に帰省中。実家のパソコンから、ためしに更新してみる。 7月15日、予定通り東京へ。 午後、国会図書館で調べものを済ます。4時ごろ図書館を出ると、夕立。5時ごろ池袋。ホテルで一休みして、ジュンク堂へ。池袋のジュンク堂は初めて訪れた。本の多さに驚…

明日の予定

さて、明日、私は東京へ行きます。夕方から、例のジュンク堂のトークセッションに出る予定です。あ、その前にたぶん国会図書館で調べ物をする予定。もし、午後、図書館で、「東京日日新聞」を調べている人がいたら、たぶん私だと思います。探している記事が…

「文」というジャンルについてのメモ

◆大岡昇平『小説家夏目漱石』筑摩書房 これも、小説家ならではの読み、というものを感じさせる。研究者が論じるのとは、違うところを作家は読んでいるのだなあと思って、勉強になった一冊。 柄谷行人が、「文」というジャンルについて論じたときに、参考にし…

これでまとめて読める

◆北田暁大『<意味>への抗い』せりか書房 これは論文集。これまでいろんな雑誌に書いてきた論文をまとめた本。コピーする手間が省けて助かった。 ところで、「引用学 リファーする/されることの社会学」という先に『ユリイカ 特集論文作法』2004年3月に掲…

ゆっくり楽しみたい

◆高橋源一郎『文学がこんなにわかっていいかしら』福武文庫 ぼくは小説家なので、きちんと小説を読むことができません。この場合の「きちんと」は「楽しく」という副詞とほぼ同じ働きをしています。小説は楽しく読むべきものなのだ、だいたいにおいて。(p.2…

欲しいなあ

プライベートモードがあるこの「はてな」は、やっぱり便利だなと時々思う。他の無料blogだと、公開が前提なので、こっそり自分だけのためにblogを書くということが難しい。 ところで、最近の私はどうもワープロ恐怖症なのかもしれない。ワープロを前にすると…

まだまだ甘い

家の近所に、運送会社らしいものがある。そこは、文字通り年中、トラックがやってきては、荷物を載せ、そして出て行く。しかも早朝から夜遅くまで。トラックに荷物を積み上げる音が、ひっきりなしに私の部屋まで聞えてくる。 この音を聞いていると、今、日本…

趣味が、都市を変える

◆森川嘉一郎『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』幻冬舎 もう一冊の『趣都の誕生』のほうもメモしておこう。 この本の中心となる主題は、ずばりこれだ。 趣味が、都市を変える力を持ち始めたのである。(p.28) 個人の趣味が、秋葉原の風景を変えてしまった…

社会学を学ぶ

◆デュルケム『社会学的方法の基準』岩波文庫 『社会学的…』は、ところどころ分からないところがあって、スムーズに読むことが出来ず、読み通すのに苦労した。特に難解な内容の本というわけではなかったのだけど。私が、社会学関連の本を読むのが下手なのだろ…

必須の「教養」

これから思想や文学を学ぶ人に以下のことを薦めておきたい。 思想や哲学の研究がしたい人→SF小説を読むべし。 文学の研究をしたい人(あるいは作家になりたい人)→少女マンガを読むべし。 もちろん両ジャンルを読むことを薦める*1。 中学、高校時代にこの二…

リベラリズムの可能性と限界

◆稲葉振一郎『リベラリズムの存在証明』紀伊國屋書店 昨日は読み終えることができなかったけど、ようやく全部読み通す。全部430ページもあり、しかも議論が充実しており、読み続けていると頭がクラクラすることもしばしば。でも、こういう本は好きだ。こうい…

刺激になった

『リベラリズムの存在証明』が読み終わらず…。あと少しだけ読めば、読了なのだが。中身が充実していて、頭をフル回転させながら読んでいる。少々疲れた。 森川嘉一郎氏の「<趣味>の政治学」を読んでいたら、また『趣都の誕生』が読みたくなって、図書館で…

妄想でスランプを乗り越える

暑さのためか、スランプのためか、時折自暴自棄に陥りそうになる。でも、耐えるしかないなあと。あと、自分のことだけ考えることにした。周りがどうであろうと、自分中心で勉強する。そして、自分が今日一日でやったことは、必ず役に立つ/立っていると勝手…

面白そうな作家論

◆佐伯彰一『作家論集』未知谷 ◆『分析哲学の現在』世界思想社 『作家論集』と、そのものズバリといったシンプルなタイトルに引かれる。佐伯氏は、1922年生れ。この年齢で、論文集が出るのだからすごいなあ。この本は、島崎藤村から安部公房までという副題が…

読みの達人なのだ

◆高橋源一郎『文学じゃないかもしれない症候群』朝日文芸文庫 ありきたりの感想になってしまうが、やはり高橋源一郎は、いまの作家の中でも抜群に小説の読みが巧いのだろう。書くのが巧い人は、同時に読むのも巧いのかもしれない。それに、サイトの日記など…

一読の価値あり

◆ケネス・クラーク『ザ・ヌード』ちくま学芸文庫 西洋美術における「ヌード」つまり裸体の表象の歴史を追った力作。読んで勉強になるし、おもしろい。内容は、 この本において、私は、はだかの肉体が忘れ難い形態を与えられるようになったのは、ある種の断念…

保坂&源一郎

◆高橋源一郎『文学じゃないかもしれない症候群』朝日文芸文庫 ◆高橋源一郎『文学がこんなにわかっていいかしら』福武文庫 ◆保坂和志『季節の記憶』中公文庫 ◆保坂和志『草の上の朝食』中公文庫 古本で購入。実際、高橋源一郎の場合、書評というかエッセイの…

うーん

枯れた人生をおくっているので、「若さ」って良いなあと思いました。 ところで、この世の中でぜったいに必要のないものがある。いや、必要/不必要の次元の話ではなく、その存在自体が「悪」であるもの。 それは、異常に大きな音で走るバイク(あるいは車)…

この本を超えたい

◆柄谷行人『増補 漱石論集成』平凡社ライブラリー この本を読むのは、おそらく二回目。柄谷行人の代表的な漱石論「意識と自然」も何度も読んでいるはずなのだが、まだ自信をもって批判するぐらい理解できていない。もっともっと精読して、批評しないと。この…

源一郎が気になって仕方がない

◆『現代詩手帖特集版 高橋源一郎』 ◆国木田独歩『武蔵野』新潮文庫 ◆蓮實重彦他『小津安二郎』朝日新聞社 『日本文学盛衰史』の書評を書きたいなあと思っているが、なかなかまとまらず。ありきたりの言葉しか出てこない。こんな自分に腹が立つ。 『武蔵野』…

ヘーゲルは難しい

とりあえず、ヘーゲルの本を読んで分かったことは、とにかく理解するのが難しいということだ。内容を云々する前に、何を言いたいのかということを把握するだけでもかなり大変だ。しばらく忍耐で読み続けるしかないのだろうなあ。 というわけで、きょうは脳が…

便利だ

簡単設定で文字通り簡単にテーマが変更できるので、楽しくなって、ついいろいろ替えてみた。もっとたくさんのテーマが追加されるとうれしい。

選挙カーは必要なのか

選挙カーが走っている。それにしても、選挙の度に思うのだけど、本当に選挙カーで街中を回る必要なんてあるのか。大きな音を出して、街中を回る必要があるのか。というのは、こういう車って、ただ名前を連呼しているだけではないか。それも最近は、変な節回…

見習おう

◆宮崎哲弥『新世紀の美徳』朝日新聞社 主に、99年頃の文章をまとめた本。こんなふうにさまざまな時事問題を論じられる能力は、うらやましいなあと思う。いかに読者を満足させるか。このへんをもっと見習おう。

たしかにすばらしい詩集だ

◆伊良子清白『孔雀船』岩波文庫 たくさんの作られた詩のなかから、わずか十八篇を選んで編まれた詩集だけあって、どの詩も完成度が高い。はっきり言って驚いた。とりあえず、「漂白」という最初の詩の第一連を引いてみよう。 蓆戸に 秋風吹いて 河添の旅籠屋…