2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

定延利之『よくわかる言語学』

◆定延利之『よくわかる言語学』アルク、1999年11月 言語学は、使われている用語がなかなか理解できなくて、これまで敬遠していた。なので、言語学の面白さを知らなかったのだが、本書のおかげでけっこう面白い学問であることがわかった。 入門書として非常に…

蒲松齢(立間祥介訳)『聊斎志異』

◆蒲松齢(立間祥介訳)『聊斎志異』岩波書店、2000年6月 岩波少年文庫のものなので、文章は中学生向けになっている。そのおかげで、かなり読みやすくてよい。 清の蒲松齢によって書かれた『聊斎志異』。不思議な物語が集められたものである。幽霊や妖怪が出…

酒井聡樹『これからレポート・卒論を書く若者のために』

◆酒井聡樹『これからレポート・卒論を書く若者のために』共立出版、2007年5月 以前『これから論文を書く若者のために』を読んだことがある。とても良い本だった。若手研究者のための論文執筆法を説いたものだ。本書は、その手前の若者が対象である。これから…

香西秀信・中嶋香緒里『レトリック式作文練習法』

◆香西秀信・中嶋香緒里『レトリック式作文練習法―古代ローマの少年はどのようにして文章の書き方を学んだか―』明治図書、2004年11月 「プロギュムナスマタ」という作文・話し方の教育法を、現代の作文教育に応用する試み。本書によると、「プロギュムナスマ…