2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

大塚英志『サブカルチャー文学論』

◆大塚英志『サブカルチャー文学論』朝日文庫、2007年2月 文庫本になったので、再読してみる。改めて読み直してみると、面白いアイデアが詰まっているなと感じる。700ページを越える一冊であるが、現代文学を考えるのに必要な本だと思う。 今回読んでみて非常…

福田眞人『結核という文化 病の比較文化史』

◆福田眞人『結核という文化 病の比較文化史』中公新書、2001年11月 人類の歴史ともにある結核。戦後、抗生物質のおかげで減少した結核であるが、近年増加傾向にあるという。人類は、この結核とどう対峙してきたのか。 結核といえば、「佳人薄命」「天才芸術…