2003-12-01から1ヶ月間の記事一覧

 その2

明日は実家に帰省。とうとう2003年も終ってしまう。ちっとも研究に進歩がなかったと反省。だからこそ、来年は自分の研究に集中して取りかからねば。 と思いながらも、年末年始は軽目の小説でも読んでのんびりしよう。

 その1

最近はほとんど読書のほうが進まず。気分転換に、稲葉振一郎の「地図と磁石――不完全教養マニュアル」を読んで勉強する。

買い物や部屋の整理で一日が終る。大晦日でもお正月でも、いつもと変わらず勉強だ!と思っていても、なんとなく気分的にのんびりしたくなる。

◆『裁かるるジャンヌ』(1927年) 監督・脚本・編集 カール・テオドア・ドライヤー 出演 ルネ・ファルコネッティ(ジャンヌ) よく言われることだが、この映画は全編「顔」の映像の映画である。「顔」の詩学と言える映像が続く。ドライヤーの映画というのは…

◆アントニオ・ネグリ『マルクスを超えるマルクス』作品社 ASIN:4878935596 ◆『シネレッスン17 シネマ革命1960』フィルムアート社 ASIN:4845903539 ◆『マンガの社会学』世界思想社 ASIN:4790709019 ◆小野善康『景気と経済政策』岩波新書 ASIN:4004305764とう…

その2

今週末といえば、楽しみに待っていたカール・テオ・ドライヤー特集が始まる。ドライヤーには、有名な作品が幾つかあるのだけれど、しばしば映画史の本に登場するのは、やはり『裁かるるジャンヌ』だろう。今回の上映では、最低でもこの作品だけは見ておこう…

その1

今週末も寒波到来か。先ほどから冷たい強い風が吹いている。かなり冷えそうな夜だ。

◆『国文学 柄谷行人の哲学・トランスクリティーク』2004年1月号 どうして「柄谷行人」の特集が組まれたのだろう?と思っていたら、今度岩波から柄谷行人集が出るという。さっそくかなり注目されているらしいけれど、全部揃えるべきか迷うところ。単なるこれ…

研究室でクリスマスパーティ。とは言うものの、ごくごく仲の良い人が集まった少数のパーティ。先生から、何本かワインを頂く。妙に盛り上がった。おかげで勉強はちっとも進まなかったが…

◆鶴光太郎『日本的市場経済システム』講談社現代新書 年末に読む本。年末は、経済や政治関係の入門書を読む予定。それから普段は読めない小説もまとめて読もうかなあと思う。

◆佐伯順子『美少年尽くし』平凡社 古本屋で購入。

長谷正人『悪循環の現象学――「行為の意図せざる結果」をめぐって』

◆長谷正人『悪循環の現象学――「行為の意図せざる結果」をめぐって』ハーベスト社 すごく面白い。テーマは、副題にある通り「行為の意図せざる結果」に関する社会学的考察だ。要するに、ある意図を持ってした行為が、その意図とは異なる結果が生じ、それを回…

かつて普遍的な「知」があり得なくなって、個別的な事象へ関心が集まるようになった。もちろん、普遍性への疑いを持ちながらも、個別性へ埋没する「知」のあり方にある種の苛立ちというか困惑も一方では存在する。「知」がたんにある特定の個別的な事象にだ…

◆『文学界』2004年1月号 特集が、「映画の現在」。なんといっても一番読みたいと思ったのが、蓮實重彦と阿部和重との対談だ。アメリカ映画の徹底討議に関心が向く。

仲正昌樹『モデルネの葛藤――ドイツ・ロマン派の<花粉>からデリダの<散種>』

◆仲正昌樹『モデルネの葛藤――ドイツ・ロマン派の<花粉>からデリダの<散種>』御茶の水書房 『「不自由」論』の仲正氏の修士論文を基にした本。ドイツ・ロマン派をポストモダンの視点からの読み直し、といったところか。読むのに、かなり骨の折れる本だけ…

◆『エクリチュールの冒険――新編・フランス文学史』大阪大学出版会 ◆米沢嘉博編『マンガ批評宣言』亜紀書房 たまにはフランス文学史も勉強してみたいと思って買ってみる。文学史の知識は知らないより、知っておいたほうがよい。またこの手の本を手元に置いて…

◆岡本薫『著作権の考え方』岩波新書 ◆朝暮三文『ダブ(エ)ストン街道』講談社文庫 著作権について勉強するために。

苅谷剛彦『知的複眼思考法』

◆苅谷剛彦『知的複眼思考法』講談社α文庫 本の読み方、文章の書き方、思考法など時々確認するために。とにかく基本に戻るしかないなあと。

 その3

新聞社のサイトをニュースをチェックしている。ところで、新聞社のサイトの記事って、けっこう著作権にうるさいのだなあと、注意事項を読んでいて思う。著作権が気になるなら、記事をホームページに載せなければ良いのにとも思う。

 その2

自分へのメモ まず結論を先に述べ、それから、その理由を説明するというスタイルをとる 理由が複数ある場合には、あらかじめそのことを述べておく。また、説明をいくつかの側面から行う場合にも、あらかじめそのことを述べておく。 判断の根拠がどこにあるの…

 その1

寒い…非常に寒い一日。

その2

フーコーの『性の歴史Ⅰ 知への意志』を読む。最終章が、いわゆる<生−権力><生−政治>の話。たしかにこの章は面白いネタが詰まっている。この部分をみんなが注目するのも理解出来る。この話は、おそらく最近ではセキュリティと監視社会に繋がっているのだ…

その1

今日は研究室の忘年会。たくさん飲んで食べる。で、疲れた。

◆苅谷剛彦『知的複眼思考法』講談社α文庫 ◆『日本近代文学評論選 明治大正篇』岩波文庫 『日本近代文学評論選』は良い本だ。文学史で有名な評論が集められていて、近代文学を研究するときにはきっと役立つ一冊になるだろう。これは、昭和篇も出るのだろうか…

なんだかんだ言って、師走は忙しいというのは本当らしい。なかなか自分の思い通りに予定がはかどらない。

そうそう、今日は『めぞん一刻』の最終回。きちんと早起きしてテレビを見る。実は、私は最終回が一番好きで、ここを読むたびにいつも切ない気持ちに襲われる。分かっていても駄目。特に、響子さんの「ここはね、パパとママがはじめて出会った場所なの」とい…

◆監修:城戸朱理+宮岡秀行『映画と詩の間』ART SQUARE 映画も詩もイメージが、大きな位置を占める芸術だし、共通するものはあるのだろうけど、映画はともかく特に現代詩からイメージというかイマージュを分析するのは難しいと。詩を鑑賞する能力がない私は、…

今年は開かずの踏切が話題になったけれど、これは世界中に恥を晒すものだと思う。いかにこれまでいい加減な政策を行ってきたかということを教えてくれているのではないか。きちんとした都市計画なり、将来へのヴィジョンを立てていなかったということだろう。

◆永田哲朗『殺陣―チャンバラ映画史―』現代教養文庫 古本屋で購入。時代劇映画に関する本としては定評がある本。時代劇映画に関する本格的な研究書はまだそれほど多くないらしいという。なので、とりあえず時代劇映画の歴史を押さえるには良い本なのだろう。…

その2

「鉄棒で妹殴り中3兄逮捕 茨城、殺人サイト見て襲う」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031215-00000232-kyodo-soci 実際に経験してみないと、どんな事態が生じるのか理解できないのだろうか。想像力が欠如というか、その力が弱まっているのだろうか。