文学理論の存在価値

上記のレポート術は、適当に考えたことだけど、それにしても「文学理論」というものをどう考えたらよいのか、ということに頭を悩ます。午前中、岩波講座文学の別巻『文学理論』を少し読んだからだ。たしか一番始めに沼野充義氏が文章を書いていたのだけど、そこで「理論」の重要性が強調されていたのだ。そのなかで、頷いた箇所は、理論を固定したものとして使うのではなく、それぞれテクストに対して作り替えていくぐらいなことが必要だ、という点だ。理論は絶対、普遍のものではない。だから、理論に当てはまらない要素が出てきたとき、それを無理矢理理論に合わせるのではなくて、むしろ理論のほうを書き換えていく、それが上手な理論の利用法なのではないか、そんなことを考える。
そうは言っても、私はまだ文学理論は苦手なので、少しずつ勉強していかないと、研究に乗り遅れてしまう。