ウィリアム・ワイラー『ローマの休日』

◆『ローマの休日』監督:ウィリアム・ワイラー/1953年/アメリカ/118分
近所の映画館で1000円で上映していたので、良い機会だと思って見に行った。ビデオでも見たことがあるのだけど、やっぱりこういう名作はスクリーンで見ないといけない。あらためてスクリーンで見て、すばらしい映画だなあと感動した。
オードリー・ヘプバーンがいい。結局、それしか言えないのだけど。オードリーはもうなにもかもがすばらしいのだけど、なかでもその身体の身軽さ、運動性の高さに魅力を感じた。冒頭の寝室の場面。部屋の外から、なにやら楽しげな音楽が聞こえる。その音楽にパッと反応して、ベッドから飛び出し、窓へ走り寄るこのすばやさと身軽さ。これには驚くし、ものすごく魅力的。オードリーが走る!そうすれば、事件が起きる!それだけで、この映画は楽しくなるのだ。この身体の身軽さに注目すると良いのではないかと思う。
この映画はもう完璧だなあと、それしか言葉が出てこない。オードリーの魅力の前に完全に屈服。やられた。

ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 (初回生産限定版) [DVD]

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