「憲法」とは何だ?

ポール・ヴァレリー清水徹訳)『ムッシュー・テスト』岩波文庫
◆長谷部恭男『憲法と平和を問いなおす』ちくま新書
「テスト氏」が岩波文庫に入った。これは、絶対に読むべき本だと思っていた。文庫本で新しくなってうれしい。
新現実 vol.3』での宮台×大塚対談が、まさに「憲法」が争点であった。宮台=改憲を主張し、大塚=護憲で斬り返すという感じ。とはいえ、二人は180度異なる主張というわけではない。おそらく通底しているはずだ。ただ、「方法」が異なるだけのような気がする。
というわけで、にわかに私のなかで「憲法」とは何だ?という疑問が生じてきた。これまで「憲法」なんて、まじめに考えたことがなかったので。とりあえず、いつものように新書あたりで「憲法」について考えてみようと思っている。憲法、あるいは法とは何か?