仲正昌樹『なぜ「話」は通じないのか』

仲正昌樹『なぜ「話」は通じないのか――コミュニケーションの不自由論』晶文社、2005年6月
本書を読んだ後に、軽々しく本書についてネット上に書くのは、まったく本書の内容を読めていない、理解していない証拠なのかもしれない。それなのに、こうして性懲りもなくネットに書いている私は、本書で批判される「ワン君」と呼ばれる一人だと思う。自分が「ワン君」だなあと自覚しながらも、まだその行為を続けているので、相当ひどい「ワン君」的症状だなと。人の「話」を聞く訓練が必要なのかもしれない。
私のような「ワン君」は、本書を読むと、自分自身のやってきたことを反省して、かなり落ち込むだろう。しかし、それは本書を読んで元気が出るよりもマシかもしれない。

なぜ「話」は通じないのか―コミュニケーションの不自由論

なぜ「話」は通じないのか―コミュニケーションの不自由論