20世紀の「視線」とは

海野弘『都市の20世紀』日本経済新聞社
副題に「映画から百貨店まで」とあったので、これは今ちょうど自分が調べているものではないか、ということで、さっそく古本屋さんに注文してみた。
今、ぼんやりと考えているのは、百貨店における人びとの視線のあり方と映画を見る観客の視線のあり方が似ているのだろう、ということだ。このあたりは、とりわけ珍しい考えでもなんでもないのだけど、一応誰でもが知っていることでも、研究においては触れておかねばならないので、がんばって調べている。なんか面倒な作業ではあるし、書籍代がかさむ一方だ。実は、欲しい本すら買えない現状。
読むべき本は、後から後からどんどん出てくるし、読んでも簡単には理解できないし、ますます焦る一方だ。