小田中直樹歴史学って何だ?』を読書中。その中で、『動物化するポストモダン』についてほんの少し触れている。小田中氏は「大衆文化において「大きな物語」は凋落してきたという東の所説そのものが、じつは一つの「大きな物語」をなしている」と書いていて、このことは昔私が『動物化する…』の書評を書いた時に似たようなことを考えたので、自分の考えも全く当てのはずれたものではなかったのだと。なんだか嬉しくなってしまう。