分からないことばかり

日本を旅発つ前に発送していた荷物が届いた。午前中、やることがないのでのんびりしていると、突然電話が鳴る。しかし、英語と中国語混じりの電話だったので、要領がつかめない。とにかく下の階に降りてこいというので、急いで部屋を出て行くと、男の人が一人立っている。そして「ポスト」とかなんとか言っていて、付いてこいというので、一緒に行くと、校内にある郵便局に連れて行かれる。そこに、自分の荷物がちゃんと置いてあった。その荷物を受け取り、部屋に持ち運ぶ。重い荷物を5階の自分の部屋まで運ぶのは重労働。3度も上がったり、下がったりして、かなりきつい運動になった。
そんなわけで、大変だったが無事に荷物が届いて一安心。中身のチェックとかされるのかと思っていたが、そんなこともなく、中身もとくに傷もなく届いていた。ちょっとお金がかかるが、EMSを使ったことが良かったのだろう。これからも、EMSを使うようにしよう。
荷物運びで疲れたので、少し休んでから、お昼頃に近くのスーパーに買い物に行く。何も食べ物がないので、おなかが減って仕方がない。飲み物も買わないといけない。生活用品もまだまだ欲しいものがある。
スーパーでは、荷物を持って行くと、入り口で荷物を預けなければならないと聞いていたので、手ぶらで出かける。店の中に入って、お菓子や飲み物を物色。飲み物は日本と似たような物で、買うのに困ることはないが、食べ物は買いにくい。なんでも量が多くて、絶対に一人では食べきれないからだ。大量の食べ物を見ていると、食欲が失せてしまう。結局、菓子パンと飲み物を買って帰る。言葉が分からないので、いつもお金の支払いは緊張する。レジで何か言われたらいやだなあと心配になるのだ。きょうは、レジで細かいお金を出さないかと、たぶん聞かれた。もしかすると持っていたのかもしれないが、「ない、ない」という身振りをしてごまかす。私はまだ元以下の単位のお金をよく理解していない。「角」とか「分」とか、どうやって使えばいいのだろう。スーパーでは、「角」とか出てくるので、ここでも緊張してしまう。また、中国で買い物をするとき、お釣りが多いと、店員がいつもあからさまに不愉快な顔をするのが怖い。
中国は人が多いのだが、スーパーもお客が多くて疲れる。人が少ないお店で、のんびりと買い物がしたいものだ。多いといえば、中国のお店は店員が必要以上に多くないか。至る所に、店員が立っている。あれって、人件費の無駄にならないのかなと、日本人的な考え方をしてしまう。安い給料でもとにかく人を雇って、働かせるのが社会主義なのか。多くの店員を雇うのは、一種の社会福祉政策なのだろうかと、馬鹿なことを考えてしまう。
お昼を家で、菓子パンを食べて、昼寝をする。それから、部屋の整理をして、洗濯をして、夕方にもう一度、別のスーパーに買い物。飲み物を中心に買う。飲み物はすぐに無くなってしまう。やはり、水ぐらいは部屋に運んでもらうようにしないとやっていけない。明日にでも手続きをしよう。
夜も菓子パンとジュースですます。学食があるのだが、一人で入ることにためらってまだ食べに行っていない。明日こそは、チャレンジしなければ、まともな食事にありつけない。このままではいけない。
中国語の勉強をしないとだめだ。しかし、授業の準備をしないといけないし、これから先が思いやられる。どうなることやら。