山本博文『日本史の一級史料』

山本博文『日本史の一級史料』光文社新書、2006年5月
常々歴史家は、どのように普段研究をしているのか気になっていた。本書は、東京大学史料編纂所で研究を続けている著者が、歴史家が史料をどう読んでいるのか教えてくれる歴史研究入門書だ。
史料を求めて各地を移動したり、厖大な史料を整理したりと、歴史家の仕事は大変そうだが同時に魅力的だ。一通の手紙からその背後にある人間関係や政治状況を読み取る手腕は実に見事である。

日本史の一級史料 (光文社新書)

日本史の一級史料 (光文社新書)