仲正昌樹『「分かりやすさ」の罠』

仲正昌樹『「分かりやすさ」の罠――アイロニカルな批評宣言』ちくま新書、2006年5月
5月はとにかくバタバタと忙しくて、全然本が読めない。今後もしばらくは忙しくなりそう。なんとかして本を読む時間を作らないといけない。
それはともかく、仲正氏の新著が出たので、さっそく読んでみる。他の著作同様、思想史をコンパクトにまとめているところはよい。今回は、アイロニーの思想史を解説しており、アイロニーについて理解しようとするなら手頃な一冊となると思われる。ただ、内容に物足りなさを感じてしまう。