N・ルーマン『制度としての基本権』

◆N・ルーマン(今井弘道・大野達司訳)『制度としての基本権』木鐸社、1989年9月
以前読んだときは、難しくて数ページ読んだところで放棄してしまった。今回は、途中で放棄することなく、最後までとりあえず目を通そうと必死に活字を追った。結果、一通り読み通すことは出来たけど、結局、この本は何を論じた本なのかさっぱり理解できなかった。まだまだ、社会科学系の知識が足りないということなのだなと思い知る。そもそも「基本権」なんて分からないし、ほかにも分からない用語がたくさんある。何か社会学の用語辞典とか手元に置いて読んだ方が良いのだろうか。もっと勉強して力を得て、読み直さないと。次に読み直す時は、まず最後の9章とか10章を読んでから、はじめに戻って読んでみるほうが良いかもしれない。
それにしても、ルーマンの著作は何を読んでも難しい。こんな難解な著作を、社会学者の人たちはよく研究できるなと溜息をつく。