けっして読んではいけない
フレデリック・グロ『ミシェル・フーコー』(文庫クセジュ)は、まったくひどい本。買わないで、図書館で借りておいてよかった。薄い新書だからと、気軽に読んではいけない。読むとむしろ害毒になるのではないか、と思うぐらいひどい。これを読むのに苦労するぐらいなら、フーコーの本を直接読んで苦しんだ方がよっぽど勉強になるし、第一楽しい。
何が良くないかというと、そもそも文章が読みにくいし、理解しにくいのだ。これは原文がもともと難しく書かれてあるのか、それとも訳文がひどいのか分からないけど、普通に読んでは意味が掴めない。
クセジュは、たいてい「はずれ」ばかりで、読まなきゃよかったというものが多いけど、この本は特に読まないほうがよいと思う。私は、どんな本も読み始めたら、最後まで我慢して読むほうだけど、この本は無理だった。途中で挫折。二度と読もうとは思わない。ある意味珍しい本ではあるが、本当に読んではダメ。