就職と自己実現

就職難で?学生の自殺増加、大学側が予防に本腰
学生の、特に最終学年の学生の自殺が増えているらしい。大学側もその対策に力を入れ始めたということだ。
ちょうど、「ほぼ日」の山田ズーニーの連載「おとなの小論文教室。」で、自己実現と就職の話題だったので、余計に気になった。記事のタイトルは「就職難?」というけれど、それよりもさらに突っ込むと就職活動を前にして自分が何をしたいのかが分からなくなったのだろうなあと思う。就職をして「自己実現」をしたい。けど、何を自分が実現したいのか分からない。だから、就職ができない。就職から逃げたくなる。これは、最近本屋で見かけた香山リカの『就職がこわい』という本と繋がるのだろうか?
山田ズーニーは、「やりたいことが見つからない」が問題ではないという。みんなが「やりたいこと」をもって仕事をしているわけではないと。仕事をしているうちに「やりたいこと」が見つかることがある。だから、まずは「社会」に出る道を探してみようという内容。半分納得、半分しっくりこないという印象を持った。しっくりこないのは、まさしく私自身が「やりたいこと」が分からずに悩んでいるからだろう。でも、たしかに「社会」に出る道を探さないといけないなあとは思う、今日この頃。