石原千秋『評論入門のための高校入試国語』
◆石原千秋『評論入門のための高校入試国語』日本放送出版協会、2005年3月
この前、『小説入門のための高校入試国語』を読んだので、続けてこちらの評論入門も読んでみた。扱っている問題が高校入試というだけで、基本的にちくま新書から出ている大学受験の評論入門と内容はほとんど同じだ。
ところで、『小説入門のための高校入試国語』を読んだとき、日記にこれらの入試関連本は「文学研究」の一つなのだろうと書いたが、『評論入門のための高校入試国語』のあとがきで、しっかりとそのことが書かれてあった。予想通りの展開だ。
実は、これまで中学から大学まで千題単位で入試国語を読み込んできた経験を生かして、「入試国語研究」という研究を立ち上げようと思っているところなのだ。(p.284)
そのために、昔の入試国語も集めているともある。入試問題から見る「国語」の歴史。なんとなく面白そうなテーマだ。どんな成果が出るのか楽しみだ。
- 作者: 石原千秋
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2005/03/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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