非常にショック

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040414-00000302-kyodo-ent
http://www.asahi.com/obituaries/update/0415/001.html
http://www.asahi.com/obituaries/update/0415/002.html
鷺沢萠さんが死去」という知らせに、信じられないというか、何がなんだか訳が分からない感じだ。
鷺沢萠の本は、最近はすっかり読んでいなかったけれど、10代の頃、ちょうど読書に興味を持ちだした時期に夢中になって読んだ作家だった。いわば、私を文学の世界へ引き込んでくれた作家でもある。
最初に読んだのは『海の鳥・空の魚』という短篇集だ。日常生活の中で感じるような繊細な心理をうまく描いていて、すごく好きな本。当時、私は予備校に通うのに2時間ぐらいかけて電車通学していたけれど、その間に何度か読んだ本だった。その他にも『少年たちの終らない夜』なども読んでいたと思う。
何て言うか、ちょうど自分自身が不安定な時に夢中になって読んでいた作家なので、思い入れがある。まだ35歳だそうで、とても残念なことだ。
その後のニュースで、実は自殺だったと報じられていた。うーん、何でだろう?余計にショックだ。