2005-06-18から1日間の記事一覧

ハイエク『隷従の道』

◆F・A・ハイエク(一谷藤一郎訳)『隷従の道―全体主義と自由―』東京創元社、1954年5月 例によって、私には細かいところまで理解できない、読むのに非常に苦労した本だ。要するに、「計画化」はダメだ、それは全体主義はてはファシズムを生み出す。「自由主義」…

島本理生の短篇集

◆島本理生『一千一秒の日々』マガジンハウス、2005年6月(ISBN:4838715927) 『一千一秒物語』(ISBN:410108601X)と言えば稲垣足穂だけど、こちらは物語ではなく「日々」か。

マーティン・スコセッシ『アビエイター』

◆『アビエイター』監督:マーティン・スコセッシ/2004年/アメリカ/169分 マーティン・スコセッシがヒューズを描くというので、期待して見に行く。しかし、あんまり面白い映画ではなかったのが残念。 映画監督ハワード・ヒューズが、大富豪で、そのお金で…

講談社文芸文庫編『戦後短篇小説再発見13』

◆講談社文芸文庫編『戦後短篇小説再発見13 男と女――結婚・エロス』講談社文芸文庫、2003年8月 12巻と同様に、第13巻も副題に「男と女」と付けている。しかし、13巻のほうは、セクシュアリティのテーマを強く出ている作品を多く収録している。全体を通じて、…