希望があるのか

産経新聞に「雇用増1年で79万人 9割以上が非正社員*1という興味深い記事が出ていた。

景気回復に伴って雇用環境が改善する中で、この1年で増えた雇用者のうち、9割以上が非正社員であることが3日、総務省の調査でわかった。

雇用は増えたと言っても、その内実は非正社員ばかりなのだ。
一方で、玄田有史氏はブログのなかで、「25歳から55歳の約3000名の方にご協力いただいた調査結果を分析中」*2とあり、そこから、

学校を卒業もしくは中退した後に臨時雇用・パート・アルバイトなど(つまりは非正社員として)就職した人のうち、現在は正社員として働いているのは、27.8パーセントだった。

というデータを出している。そして、卒業してフリーターになると正社員になれないと言われるが、この「3割」という数字は大きいといい、「希望のある数字だと思うのだが」と述べている。
この「3割」という数字をどう解釈したらよいのか?。
「3割」しかいないのかとするのか、それとも玄田氏のように「3割」もいると捉えるのか。