夭折の詩人

原口統三『定本 二十歳のエチュード 付死人覚え書』ちくま文庫、2005年6月(ISBN:4480421009)
1927年に京城で生れ、一高に入学。戦後、1946年の19歳の時に逗子の海で入水自殺をした原口統三。「夭折」と聞いたら、文学者としては読むしかない。文学が好きだというのは、「夭折」に憧れる/たことがある、ということに他ならない。