川本隆史『現代倫理学の冒険』
◆川本隆史『現代倫理学の冒険−社会理論のネットワーキングへ−』創文社、1995年1月
第一部で、現代の正義論の状況を巧みにまとめている。功利主義からはじまって、リベラリズム、リバタリアニズム、コミュニタリアニズム、フェミニズム、そしてA・センについて論じる。それぞれの主張を、かんたんに知ることができて良い。
第二部は、応用倫理学の状況についてまとめている。センの理論を高く評価しているのが、本書の特徴か。最後に、ロールズ、ハーバーマス、フーコーの3人の架空討論を試みていて、これがかなり面白い。本書の内容の要約にもなっているし、各思想家の特徴もこれによって理解しやすくなる。

現代倫理学の冒険―社会理論のネットワーキングへ (創文社現代自由学芸叢書)
- 作者: 川本隆史
- 出版社/メーカー: 創文社
- 発売日: 1995/02
- メディア: 単行本
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