小説が読みたくなる

高橋源一郎『性交と恋愛にまつわるいくつかの物語』朝日新聞社、2005年1月(ISBN:4022579722)
多和田葉子『旅する裸の眼』講談社、2004年12月(ISBN:4062125331)
西川正也コクトー、1936年の日本を歩く』中央公論社、2004年11月(ISBN:4120035719)
高橋源一郎の小説は、どんどん読んでいきたい。読者が試されているような気になって、つい作者に負けてなるものかと意気込んで読んでしまう。そういう挑戦欲を掻き立てる小説なのだ。
『旅する裸の眼』を立ち読みしたら、どうやら「映画」が関わっているようだし、デュラスの雰囲気が漂っていたので、読んでみたくなった。
コクトー、1936年の日本を歩く』は、小谷野氏が『文學界』の連載のなかで、非常に褒めていた本なので気になっていた。比較文学比較文化の研究書。