2005-01-20から1日間の記事一覧

小説が読みたくなる

◆高橋源一郎『性交と恋愛にまつわるいくつかの物語』朝日新聞社、2005年1月(ISBN:4022579722) ◆多和田葉子『旅する裸の眼』講談社、2004年12月(ISBN:4062125331) ◆西川正也『コクトー、1936年の日本を歩く』中央公論社、2004年11月(ISBN:4120035719) 高橋源…

阿部和重『インディヴィジュアル・プロジェクション』

◆阿部和重『インディヴィジュアル・プロジェクション』新潮文庫、2000年7月 この小説は非常に面白い。いったい「オヌマ」って何者なんだ?。その謎が解きたくなる。それにしても、まったくどの言葉を信じたらよいのか分からない。誰が正気の人物で、誰が狂気…

福澤一吉『論理表現のレッスン』

◆福澤一吉『論理表現のレッスン』日本放送出版協会、2005年1月 この本の冒頭で著者はいきなりこんな質問をする。「みなさんはどうして「論理」なる語がタイトルに含まれる本を手にとろうとするのでしょうか?」 私は、たしかに「論理」なる語に弱い。「論理…