名訳で読むゴシック

東雅夫編『ゴシック名訳集成 西洋伝奇物語』学研M文庫
◆ピエール・ブリュネル『変身の神話』人文書院
ゴシック作品をただ集めた本ではないところが重要。日夏耿之介が訳したポーの「大鴉」や「アッシャア屋形崩るるの記」なんてものが収められている。マニアっぽい臭いがぷんぷんする本だ。普通にポーを読むより、こういう訳で読んだ方がぜったい面白いだろうなあ。