2005-07-17から1日間の記事一覧

川端康成『掌の小説』

◆川端康成『掌の小説』新潮文庫、1971年3月 本書には、一ページから数ページで終わる短篇、超短篇小説が122篇収められている。はじめは、短い小説ばかりだし、すぐに読み終わるだろうと高を括っていたが、読み始めるとこれでもかこれでもかと物語が現れてき…

クリティカルシンキング

◆伊勢田哲治『哲学思考トレーニング』ちくま新書、2005年7月(ISBN:4480062459) ◆宇野千代『おはん』新潮文庫、1965年1月(ISBN:4101027021) クリティカルシンキングとはなんぞや?。ということで買ってみる。この本で思考法を身につけることができるか。 昔は…

メモ――「野蛮」なのはどちらだ?

意味不明な文章を見つけてしまった。あとで考えるためにメモしておきたい。 「極西」世代より上のアメリカ文学者や作家にとって、『白鯨』とコンラッドの『闇の奥』、そしてフィツジェラルドがひとつのトライアングルを形成していることは間違いない。 この…