はじめての授業

きょうは、はじめての授業。昨日から、緊張で食欲がなかった。なにしろわからないことが多い。そもそも、授業をやること自体、私にとってはじめてのことだ。どのような準備をして、どのように授業を進めて良いのかがわからない。また、担当する中国人学生の日本語力がわからない。授業の準備は、まったく暗中模索という言葉がふさわしいものだ。
とはいえ、仕事から逃げられるはずもなく、誰かに頼るわけにもいかず、「ああ、教師は最終的には孤独なんだなあ」と実感する。ともかく、わからないならわからないで、開き直って授業の準備をして、授業に臨む。なんとか授業を終えて、一安心。だけど、日本で授業の準備をしてこなかったので(というかできなかった)、これからも授業は自転車操業だ。必死で毎日毎日、教材を作ったり、調べ物をしたりしていかないと。ああ、はやく余裕ができるようになると良いなあ。
それにしても、自分の話し方が下手だなと思う。もともと口数が少ないし、しゃべるよりも聞く役に回る性格なので、話し方が下手なのだ。アドリブが効かないし、おもしろい冗談も出てこない。退屈な授業だったかもしれない。学生を惹きつける話術を身につけないといけない。