丹生谷貴志『三島由紀夫とフーコー』

丹生谷貴志三島由紀夫フーコー <不在>の思考』青土社、2004年12月
タイトルからこの本は、三島の思想とフーコーの思想を比較したものだと思いこんでいたのだが、読んでみるとちがった。単に三島論とフーコー論が収められているだけだった。この点、ちょっと期待はずれだ。それぞれの論は、なかなか面白いものではあったが。(とは言うものの、フーコー論のほうは、私の哲学に関する知識不足ゆえか、あまりよく理解できなかった。)

三島由紀夫とフーコー“不在”の思考

三島由紀夫とフーコー“不在”の思考