誤字が気になる

今、『限界の思考』(ISBN:490246506X)を読んでいるのだが、内容は文句なしに素晴らしいと思うが、誤字があるのが気になって仕方がない。

  • ×「房る」→○「戻る」(「もどる」の漢字のミス。2箇所ほど見つけた。p.254、p.320)
  • ×遠藤智己→○遠藤知巳(p.210の注より。『観察者の系譜』の訳者の名前。名前の間違いはちょっとまずいのでは。)
  • ×『責任と自由』→○『責任と正義』(p.331の宮台氏の発言より。原稿のチェックで修正しなかったのかな?。でも対談者である北田氏の本の名前を間違えたままにしておくのも良くないのでは。)

追記。
ちょっと深刻な誤り?が出てきた。

  • 「頽廃」という言葉に(たいらく)とルビがふってある。(p.375)

ルビ通り「たいらく」なら「頽落」と書くはずだろうし、北田氏の発言が「頽廃」であるならルビの「たいらく」が間違っていることになる。ここの発言は「たいはい」だったのか、「たいらく」だったのか?。
文脈から判断するに、宮台氏の発言を受けているとするなら、ここは「たいらく」がつまりルビが正しいと思われる。「頽廃」は間違いで「頽落」と書くところだったのではないか。それとも、哲学や思想の用語では「頽廃」と書いて「たいらく」と読むのかなあ?。私には判断がつかない。
*「たいはい」とのこと。