平野謙『昭和文学史』

平野謙『昭和文学史』筑摩書房、1963年12月
芥川の死から始まって、戦争直後の昭和20年代までの文学史。特に、昭和10年代の記述が中心で、しかもかなり詳しい。「政治と文学」という切り口で記述している。私は、この昭和10年代に興味を持っているので、この本はけっこう面白く読めた。昭和10年代の雰囲気がよく分かる。