蓮實重彦『「私小説」を読む』

蓮實重彦『「私小説」を読む』中央公論社、1985年10月
論じられているのは、志賀直哉藤枝静男安岡章太郎の3人。『「私小説」を読む』というタイトルから、この本は「私小説」論なのかなと予想していたのだが、まったくちがった。「私小説」かどうかといった問いすら放棄される。いつものように、ただひたすら言葉の「運動」を追いかけていく試み。

「私小説」を読む

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