フランシス・ローレンス『コンスタンティン』

◆『コンスタンティン』監督:フランシス・ローレンス/2005年/アメリカ/121分
エクソシストなわけだが、あんまり怖くない。しかし、シナリオがよく出来ているなあと感心。このストーリーなら続編が作れるし。いろいろ考えているのだろうなと。
どうやら神と悪魔と人間の3つの世界があるようだ。この世界は、きちんと棲み分けられていて、物語中でも「バランスが大事」であることが言われている。しかし、このルールを破って、世界を我がものにしようと企んでいるものがいる。というわけで、普通の人間では見ることができないものを見ることができる能力を持つコンスタンティンが、この問題を解決する。
かつて、大塚英志が分析したビックリマンじゃないけれど、なにやら人間世界の背後には、別の大きな世界がありそうで、この映画ではそんな世界がありそうなことを最後に匂わしている。ゆえに、その世界観を用いれば、続編がいくつでもできそう。このへんが巧いというか商売が上手というべきなのか。