ゴシック名訳

東雅夫編『伝奇ノ匣8 ゴシック名訳集成 暴夜幻想譚』学研M文庫ISBN:4059003360
「暴夜」と書いて「アラビア」と読むのが面白い。暴走族みたいだ。以前にも、この『ゴシック名訳集成』は買っている。けっこうこのシリーズは楽しみにしているのだ。とは言っても、まだ読んでいないけど。
ところで、翻訳文学の研究なども比較文学の主要な研究テーマなのだけど、こういう本が出て気軽にかつての翻訳本が読めるのは有り難い。どんな作品が翻訳されていたのか、そしてそれらがどんな風に翻訳されていたのかを知ることが大切。この翻訳が、日本の近代文学にどう影響を与えているかまで分かると、もう立派な研究となるだろう。