「が」

つらつらと自分の書いた文章を読み直してみて思った。やはり、文章の接続の時に「が」を使った文章は読みにくいと。
文章の書き方に関する本を読むと、このあいまいな「が」については、しばしばそのあいまいさが指摘されている。逆接なのか、順接なのか、時折はっきりしないことがあるのだ。したがって、「が」を使うと容易に文章と文章が繋がってしまって、一文が長くなる傾向が生じ、長くなった文のなかでねじれを起こしてしまう。最初と終りで、意味が変わってる、という感じの文章を書いてしまうことがあるのだ。
便利な語というのは、つい使ってしまう。しかし、たとえば「が」を使う際にほんの少しだけでも、ここで用いて大丈夫なのか、ということを意識する必要があるだろう。