あまりにも貧弱な図書館にて

松田修『日本近世文学の成立』法政大学出版局
田中英道『画家と自画像』講談社学術文庫
小谷野敦夏目漱石を江戸から読む』中公新書
bk1での東雅夫「怪奇幻想ブックストア」のメルマガ「幻妖通信」で今年になって松田氏が亡くなられていたことを知る。それで気になってさっそく大学の図書館にある本を探してみたけど、うちの大学の図書館には松田氏の著作があまり置いていない。東氏が紹介していた松田氏の本(『闇のユートピア』『日本逃亡幻譚――補陀落世界への旅』『非在への架橋――松田修文芸評論集』)を大学の図書館で検索したところ、図書館に置いていないことが判明。こういうところでもいかに文系が虐げられているかが分かる。さらに右文書院から出た『松田修著作集』すら買っていないのだ。驚くべき怠慢な大学だと思う。ちなみに、大学にはちゃんと日本文学の専攻も設置されているし、もちろん近世文学の専門もあるのに!(こんな環境で研究をしろ、という大学が理解できない。)
というわけで、なんとか図書館で見つけかりたこの『日本近世文学の成立』、がんばって読もう。