ありきたりのテーマで面白いのだろうか

◆増田幸子『アメリカ映画に現れた「日本」イメージの変遷』大阪大学出版会
◆吉永和加『感情から他者へ』萌書房
アメリカ映画のなかに登場する「日本」や「日本人」の表象を分析するというのは、調べたわけではないけれど、これまでにも行われてきたわりとポピュラーな研究なのではないだろうか。なんというかタイトルだけで、大体の中身が分かってしまう本だなあと思う。博士論文が母体になっていると、あとがきに書かれてあるが、なんだかなあ??という印象。買うほどの本とも思えなかったけれど、一応私自身映画の研究もしているので買ってみた。