その2

まあ、たしかに芥川賞直木賞を受賞した本を全部読んだわけではないけれど、いちおう綿矢りさに関しては、読んだ上で感想を書いたわけでして。
ところで、このニュースに触れたみんなが、受賞作を読まずに感想を書いているというわけではないことは、仮にも「社会」なんていうものを研究する人ならば当然理解していることだろうと思う。なので、わざわざこんなことを書かなくてもよかったのかもしれないが、「苦笑」されたままなのも「文学」を研究する者として、なんとなく気分が悪いので、一言付け加えておこう。