2006-05-02から1日間の記事一覧

研究者養成から「教育」へ

『論座』2006年6月号に、「国立大学、3年目の回答」という特集がある。そこに広田照幸氏が「危機に瀕する研究者養成の場 人文・社会科学系大学院の現在」という論文を書いている。ここで、現在の大学院生の置かれた状況が論じられていた。 広田氏は、自身の…

保坂和志『猫に時間の流れる』

◆保坂和志『猫に時間の流れる』中公文庫、2003年3月 表題作の「猫に時間の流れる」と「キャットナップ」の二作品が収録されている。共に「猫」が主題となっている。誇り高き猫である「クロシロ」を描いた「猫に時間の流れる」。そして、猫を守ることに熱心な…