2004-06-25から1日間の記事一覧

興味深い分析だが

◆山崎正和『不機嫌の時代』(『山崎正和著作集8』中央公論社、所収) 漱石、鴎外、志賀直哉に見られる一つの気分として「不機嫌」を見出す。この「不機嫌」という感情を、単なる個人的な問題とせず、近代社会、あるいは日露戦後の明治の一つの時代の「気分…

凄すぎる

◆『椿三十郎』監督:黒澤明/1962年/96分 この映画は、ずっと気になっていて、見たいなあと思っていた。というのは、数年前、京都映画祭で時代劇映画を特集していた。その時行われたシンポジウムに蓮實重彦が出ていた。他には、山根貞夫氏や加藤幹郎氏とか…