大塚英志『サブカルチャー文学論』

大塚英志サブカルチャー文学論朝日文庫、2007年2月
文庫本になったので、再読してみる。改めて読み直してみると、面白いアイデアが詰まっているなと感じる。700ページを越える一冊であるが、現代文学を考えるのに必要な本だと思う。
今回読んでみて非常に興味深かったのが、「村上春樹は「なぜ」謎本を誘発するのか」という問題だ。この問題は現代文学にとって重要な問いであるし、他にもどうして村上春樹が世界に広がったのかという問題と合わせて考えても面白いのかもしれない。

サブカルチャー文学論 (朝日文庫)

サブカルチャー文学論 (朝日文庫)