「希望の国家論」

立岩真也×稲葉振一郎トークセッション「希望の国家論」を聞きに行った。「国家論」とあるものの、あまり「国家」の話がでないという不思議な展開だったが、トークの中身は非常に興味深いものだった。話題の中心は、発売されたばかりの『マルクスの使いみち』に関連したものだったと思う。特に「不平等」とか「搾取」の問題を稲葉氏が説明し、そこに立岩氏が自身の考えを述べていくといった感じ。しかしながら、やや専門的というか抽象的な議論に終始していたかなとも思う。ある程度、専門的な知識がないと話題についていけなかったかもしれない。この二人のトークの内容は、あとで本にまとめられるということなので、それを期待してみる。