田中秀臣+野口旭+若田部昌澄編著『エコノミスト・ミシュラン』

田中秀臣+野口旭+若田部昌澄編著『エコノミストミシュラン太田出版、2003年11月
構造改革論者への鋭い批判が、かなり面白くて勉強になった。本書は、2部に分かれている。第1章では、編者の3人の鼎談。第2章は、近年の経済書の書評。
本書を読むと、いかに構造改革論がダメなもので、マクロ政策が必要であることがよくわかる。しかも、デフレ脱却のためのリフレ政策は、簡単なことではないかということも理解できる。それなのに、どうしてリフレ政策が行われないのか。そのような疑問、あるいは憤りすらも感じる。まったく、どうなっているのやら…。

エコノミスト・ミシュラン

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