ロバート・アルドリッチ『キッスで殺せ』

◆『キッスで殺せ』監督:ロバート・アルドリッチ/1955分/アメリカ/108分
字幕がなかったので、物語の内容が理解できなかった。仕方がないので、おそらくフィルム・ノワールなのだろうと予想しながら、ひたすら映像だけ見ていたが、けっこう面白かった。しかし、最後に主人公が何か重要な物を見つけ出すのだが、それが一体何なのかが分からず、気になって仕方がなかった。主人公が、箱を開けると中から強烈な光を発せられ、主人公は腕を火傷する。その後、ラストでこの箱を奪い取った女性が中身を知らずに開けてしまい、箱は爆発・炎上してしまう。主人公は相棒の女性を助けて辛くも逃げ去る。――
箱の中身が知りたかったので、帰宅後にネットでこの映画のあらすじを調べてみると、どうやら箱の中身は原子力?ということらしい。つまり原爆だ。光を浴びた女性が全身炎に包まれ、大爆発を起すラストシーンはすごいものだった。50年代らしい設定といえるかもしれない。