F・X・トゥール『ミリオンダラー・ベイビー』

◆F・X・トゥール(東理夫訳)『ミリオンダラー・ベイビー』ハヤカワ文庫、2005年4月
このあいだ、映画『ミリオンダラー・ベイビー』を見て、その内容が気になったので、原作を読んでみた。原作は短篇集になっていて、「ミリオンダラー・ベイビー」もその短篇の一つだった。これらの短篇は、すべてボクシングに関わる人々を描いたものだ。
ミリオンダラー・ベイビー」という短篇は、たしかに映画にふさわしい話かもしれない。でも、「ロープ・バーン」という小説のほうも映画に出来たのではないかなあと思う。ギャングに因縁を付けられて、一人の有望なボクサーの少年が殺される。そのボクサーを教えていた男が、そのギャングたちに復讐をする。背景に、ロドニー・キング事件があって、政治の問題と絡んでしまうのが難しいところだけど。

ミリオンダラー・ベイビー (ハヤカワ文庫NV)

ミリオンダラー・ベイビー (ハヤカワ文庫NV)