舞城王太郎『世界は密室でできている。』
◆舞城王太郎『世界は密室でできている。 THE WORLD IS MADE OUT OF CLOSED ROOMS』講談社文庫、2005年4月
最近、舞城の作品の文庫化が多い。新潮文庫には『阿修羅ガール』も入ったし。それも買ってみた。
この『世界は密室でできている。』は『煙か土か食い物』の外伝という位置づけ?ということでいいのかな。こうしてタイトルを並べてみて気がついたのだけど、「煙」「土」「食い物」で『世界は密室でできている。』がたしかに構成されていたのか。それにしても、最後は「またこれか!」と思ってしまった。こういう小説は、この落ちでも許されるというわけなのか…。面白い作品だと思うけど、この手の作品には、いまいちついていけないなあ。私には、吉田修一のほうが読み応えがあった。
- 作者: 舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/04/15
- メディア: 文庫
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