大阪対東京

白い巨塔』について、昨日の日記に書き忘れたこと。あの映画は、もしかすると大阪対東京という対立も一つのモチーフだったのかと思う。財前の義理の父の描き方は、大阪人のステレオタイプだろう。カネで権力を手に入れようとするこの父。「なんぼや、いくら必要なんや」みたいな汚いしゃべり方なんて、これが大阪人のイメージなんだろうなあと。東都大学出身の人が、浪速大学の教授になることは、東京に大阪が乗っ取られてしまうことで、そんなことはさせじと義理の父を中心に関西医師会が結束する対立構図がある。