ちゃんと書店に置いてあるか確認してみる

◆『文藝 特集阿部和重』2004年夏号
◆『談 特集自由と暴走』2004 no.70
宮台真司姜尚中『挑発する知』双風舎
アンドレア・ドウォーキン『インターコース』青土社
久しぶりに梅田まで出てみる。梅田のジュンク堂を歩き回る。実は、リアル書店で『熱い書評から親しむ感動の名著』が売っているのを確かめたくて、梅田まで足をのばしたのだった。で、書評や本に関する書籍の棚にちゃんと置いてあった。なるほど、たしかに売られているのか、と妙に納得した。
というわけで、本を買いに行ったわけではないけど、けっきょく本をいろいろ見ているうちに、4冊も買ってしまう。
『文藝』の阿部和重特集は、けっこう充実している。仲俣暁生のインタビューはすごい。阿部和重桐野夏生の対談とか。ファンにはたまらない特集号ではないだろうか。でも、ジュンク堂でなかなか見つからなくて、店内を探し回ってしまった。そうしたら、雑誌のところではなくて、阿部和重の単行本が置いてある棚に一緒に置いてあった。最初から、こっちを見れば良かった。雑誌コーナーをぐるぐる歩き回ってくたびれる。
『挑発する知』も出たときに、さっさと買っておくべきだったなあと後悔。ジュンク堂ではまだたくさん売っているけど、ネット書店ではどこも現在品切れ状態。きっと売れているのだろう。凝った本の作り方をしていて驚いたし、面白い。
『談』、大澤真幸の対談、稲葉振一郎の文章と、仲正昌樹の文章が気になって購入。
『インターコース』、これには安部公房論がある。今まで知らなかったのだけど。第1部の2章で「皮膚の喪失」というところが、安部公房を論じたもの。最低、この章だけは読んでおきたい。