身体論とかフーコーとか

◆市野川容孝『思考のフロンティア 身体/生命』岩波書店

近代社会は身体/生命の周りに、あるいはこの概念を媒介としながら、どのような装置や戦略を組み立ててきたのか。そのなかで、我々は身体/生命をいかに語り、その像は社会編成のあり方とどのような関係を切り結んできたのか。フーコーが「生−権力」と名指ししたものを、医療と社会のダイナミズムに依拠しながら明らかにする。

と表紙の見返し部分に書かれてある。これだけ読んだら、フーコーあるいは身体論に興味・関心がある私には、すごく魅力的に思えた。読むのが、すごく楽しみな本だ。