自分への戒め

高校生でも、こんな立派な本が書けるのかと思うと、今の自分が情けないなあと感じる。未だに、まともな論文の書き方すら出来ていないし。説得力のある議論も組み立てられないし、もちろん知識も足りないしなあと反省ばかり。こんなことではだめだ、もっと勉強しよう。
反省といえば、文章を書くとき、特にこうして不特定多数の人に読まれる可能性がある文章を書くときに心がけておきたいことがある。それは、いかにも「私だけが、真理を知っている。あなたは?知らない、それはまあ勉強不足だねえ」というような雰囲気を文章に出さないということ。私など余計なプライドがあるので、つい知識を披露して「どうだ!」みたいな文章を書きがちだ。でも、時間を置いて読み直してみると、こうした文章ほど醜いものはない。非常に恥ずかしい。
いろんな人のブログなどを読んでいると、良いなあと感じる文章は、こうした知的傲慢さというのはない。逆に鼻につく文章というのも残念ながらごくたまにある。それはなぜかと考えてみたら、どうもちょっとした傲慢さにあるようなのだ。「私だけが真理を理解しているからね」みたいなことが。もちろんこんな風にそうはっきりと書いてあるわけではない。あくまで、文章を読んだ際の私個人の印象で他の人が同じ文章を読んで同じように感じるかどうかは分からない。
ただ、表現つまり文章の書き方によっては、そういう印象を与えてしまうことがある。これは注意するしかない。出来る限り、そうした文章を書くのを避けたいなと私は思う。