カルチュラル・スタディーズ、ポストコロニアル、フェミニズム

ユリイカ 特集*論文作法』をたのしく読んでいる。蓮實ファンとしては、蓮實重彦のカードなど見ることができてうれしいかも。こんな風に研究してるんだ、と。
ところで、この特集、「論文作法」と言いながらも、何人か目につくのはカルチュラル・スタディーズ批判だ。これまで読んだところからでは、蓮實重彦石原千秋小谷野敦など。そうか、カルチュラル・スタディーズに苛立っている人、ってけっこういるものなんだなあとあらためて感じる。私もカルチュラル・スタディーズには疑問を感じている。(だから大きな関心の一つでもあるのだけど。でも、カルチュラル・スタディーズなんて嫌いだから嫌いだ、理由はない、と完全に無視するのも一つの方法でもあるなあ。カルチュラル・スタディーズに興味を持つのをやめようかなあ。)
カルチュラル・スタディーズの批判はあるのに、でも最近では大学の制度の中に取り入れられていく傾向があるのはどうしてなのだろう?やっぱり学生には受けが良いのかなあ。私のところでも、ある専攻はほぼカルチュラル・スタディーズの巣窟と化していて、私は嫌な感じを受けているのだけど。